透明で美しい見た目ながら
圧倒的な強度と耐久性を誇るポリカーボネート。
ガラスやアクリル、一般的なプラスチックに比べて
「価格が高い」と敬遠される場面もありますが
その“実力”を知れば、納得される方も多いのではないでしょうか。
今回は、ポリカーボネートが選ばれる理由と、他素材との違い
そして創新化工での活用例についてご紹介します。
🔍 比べてわかる!ポリカーボネートと他素材の違い
ポリカーボネートの採用を検討する際、よく比較されるのがガラスやアクリル、そして一般的なプラスチック素材です。
ここではそれぞれの特徴を、5つの視点から簡潔にご紹介します。
✅ 強度
ポリカーボネートは、ガラスの約200倍もの耐衝撃性を誇ります。
アクリルもある程度の強度はありますが(約10〜20倍)、衝撃にはやや弱く割れやすい傾向があります。
ガラスは非常に脆く、破損のリスクが高めです。
一般プラスチックは種類によって異なりますが、総じて強度面では劣ります。
✅ 耐熱性
ガラスは約150℃まで耐えられるため高温環境にも比較的強い素材です。
一方、ポリカーボネートは約120〜130℃の耐熱性を持ち、日常的な用途では十分な性能。
アクリルはやや劣り80〜90℃ほどが限界です。
プラスチックも種類によって性能にバラつきがあります。
✅ 耐候性
屋外環境での使用を想定するなら、ポリカーボネートが最も信頼できます。紫外線や風雨に強く、劣化しにくい特性があります。
✅ 加工性
ポリカーボネートは切削や熱曲げなどの加工にも柔軟に対応できるため、自由な設計が可能です。
アクリルは加工しやすい一方で、衝撃で割れやすい点に注意が必要。
ガラスは加工が難しく、割れるリスクも高いため、取り扱いに技術を要します。
一般プラスチックは素材にもよりますが、加工自体は比較的容易です。
✅ 透明性
見た目に関しては、ポリカーボネート・アクリル・ガラスはいずれも非常に高い透明性を持ち、視認性は良好です。
一般プラスチックは種類によって透明度に差があります。
ポイントは「バランスの良さ」💡
耐衝撃性、耐熱性、耐候性、加工性の
4拍子が揃っているのがポリカーボネート。
特に屋外や公共空間、工業用途など
「壊れては困る」場面での採用が多いのも納得です。
💪 強さだけじゃない。幅広い用途にも注目!
ポリカーボネートは、ただ「割れにくい素材」ではありません。
透明性・加工性の高さも評価されており、あらゆる業界で使われています。
🔹 建材
→ベランダの囲い、カーポートの屋根、駅のホーム屋根や壁面、工場の採光窓、テラスの風よけパネル
🔹 工業製品
→機械の安全カバー、自動販売機の透明パネル、作業用防護シールド、制御盤の保護窓、製造ラインの安全仕切り
🔹 家電・自動車部品
→炊飯器や電子レンジの窓部、車のヘッドライトカバー、EV充電スタンドの操作パネル、洗濯機の上蓋、ドライブレコーダーのレンズカバー
🔹 防犯・安全用途
→ATMの監視窓、防犯灯のカバー、学校の防犯シールド、防災ヘルメットのシールド部、バス停の防風透明壁
🔹 看板・間仕切り
→店舗の屋外サインボード、飲食店の仕切りパネル、商業施設のフロア案内表示、駅や空港の案内パネル、イベントブースのパーテーション
🛠 加工・納品のご相談も、創新化工へ
創新化工では、ポリカーボネートの
切削・曲げなど各種加工に対応しております。特に、
🔸 試作や小ロットのご相談
🔸 製品に合わせた精密な形状加工
🔸 使用目的に応じた素材の提案
など、丁寧な対応を心がけております。
使用しているのは、世界トップシェアを誇るPOLYVANTIS(旧SABIC)製
「LEXAN(レキサン)シート」。
優れた透明性・耐衝撃性・耐候性をもち、さまざまな形状への対応力が高いため
建材や機器カバーなどに幅広く使われています。
▶ 用途例はこちら
📩 ポリカーボネートの加工・販売、ご相談は創新化工へ
「まずは1枚だけ試したい」
「強度を見たいから、サンプルがほしい」
そんなご相談も歓迎です。
ポリカーボネートの用途や加工に関するご相談は、
▶ お問い合わせはこちらからどうぞ。
遠方からのご相談も受け付けております。
用途に応じた素材のご提案や
加工のご相談もお気軽にお寄せください。
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